猛暑に耐え
猛暑に耐え 各地に災害をもたらせ 厳しい天地造化の中に彼岸を迎え 仲秋の満月を見上げる事ができました 宝厳寺の朝顔やプルメリアは暑さに負けず活き活きと咲き 10月5日はダルマ忌を迎えます 寺では夏から冬への衣替えをします 日本やアメリカの政治界も新しい風が吹き出します 私たち国民が政治経済に関心を持たなくなるような豊かで平凡な世の中になりますよう無心を伝えられたダルマ大師に祈念します
猛暑の砌 お見舞い申し上げます
宝厳寺境内の蓮花は今年も華やかに清浄の姿を示しております
『泥に住めども心は清い 咲いて綺麗(見事)な蓮の花』
さて、お盆の時期がやってまいりました ご先祖さまへ感謝の気持ちをもって合掌いたしましょう お墓参りやお寺や仏壇参りもいいですね しかし、できない人は場所は問いません こころやさしく父母、お先祖様へ感謝の合掌を捧げてみましょう 何かしらこころスッキリ 大いなるものに守られている気がいたします 『手を合わす おのが心にほとけあり』
宝厳寺では8月13,14,15日の3日間 朝9時から12時まで本堂でご参詣の各家の先祖供養、施餓鬼法要を厳修しております ご自由にお気軽にお詣りください
慧輪和尚・大乗禅士・天穹玄豊禅士
3月15日は 前住職 慧輪和尚の26年目の忌日でした また釈尊の涅槃会は旧暦2月15日で 一月遅らせて陽暦3月15日の同じ日に宝厳寺では涅槃会と慧輪和尚の毎歳忌を厳修しました
法友の韓国太古宗法顕和尚の弟子でチェコ出身の大乗禅士が挨拶に来ました
宝厳寺坐禅会の大橋豊さん 法名 天穹玄豊禅士がこの四月に 京都府八幡市の臨済宗円福寺専門道場に掛搭します
宝厳寺新春祈祷法要
令和6年2月24日 旧暦正月15日 上元節を迎え 午前10時より 宝厳寺新春祈祷法要を厳修しました 写真左の紙銭に家族一人一人の名を記し 参詣参加ご家族の家内安全 家門興隆 心願成就を祈祷回向し 写真右の祈祷札を授けました この法要の半年後が旧暦7月15日が中元節で盂蘭盆会法要 先亡追善供養を営みます
雲 龍 図 瑞雲来(ずいうんきたる)
甲辰(きのえたつ)年
天真 天真光徳
西暦2024年 令和6年 甲辰年
甲辰(きのえたつ)は、2024年の干支です。
甲(きのえ)の方角は寅卯の間で時計の 2時半の方向で、辰(たつ)の方角は、東南です。例えば大阪城から見て東南の地名に巽(たつみ辰巳)があります。
辰の時間は朝7~9時。季節は3月の清明より4月の立夏まで。
辰は振、震で春の明るい気を迎え、万物が振るい立つ事象です。
辰年の恵方、歳徳神、明の方(あきのかた)は同意で東北東です。
甲(きのえ)の意味は生命や物事の始まり(甲殻を破る)を意味し、まっすぐに堂々とそそり立つ大木を表しています。
また辰は北辰(北極星、房星)で蒼龍のことです。登龍門や『碧巌録7則』の「三級浪高魚化龍」(さんきゅうなみたこうしてうおりゅうとなる)と龍に出世、成功、皇帝、悟り、正義、信用というありがたい意味を持たせています。
龍は架空の動物で角(つの)は鹿、耳は牛、頭はラクダ、目はウサギ、鱗は鯉、爪は鷹、首はヘビに似ており、水や海の神として祀られ、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴し、「龍が現れるとめでたいこと(瑞雲)が起こり幸福が来る」と伝えられてきました。
年々歳々。昔も今も、そしてこれからも四苦八苦、災害、戦争など諸々の問題の日々は永遠に続いていくことでしょう。喜怒哀楽、波乱万丈の人生ですが辰年の新しい歳を迎えました。あらためて天地の恵み、先祖、社会のおかげ、大いなるものに感謝し、世界の平和を祈り合掌の日々を送りましょう。
臨済宗 宝厳寺方丈 法岳光徳 合掌
お盆の先祖供養
今年も8月13日、14日お盆の先祖供養を厳修しました。
15日に台風接近のため中止にしました。毎年8月13日より15日の3日間 宝厳寺本堂で施餓鬼法要をしております。どなたも参拝できます。
昨晩は秋夕 少しずつ秋らしくなり素晴らしい満月を見上げました。「月影の到らぬ里は無けれども 見上げる人の心にぞ住む」
敬佛愛人(仏を敬い人を愛す)
臨済正宗 金毛窟印 天真光徳
仏を敬うとは姿形の無いおおいなるもの(毘盧遮那仏、大日如来、阿弥陀如来など仏教ではさまざまな名が使われています)に抱かれ生かされていることに感謝し、手を合わせることです。
白隠禅師坐禅和讃は『衆生本来仏なり』 『この身すなわち仏なり』とうたい、先祖代々一度も途切れることなくつながってきたこの命こそ、このまごころこそ仏であります。愛する家族をみまかり先立たれた故人を想い出しますと、故人はいつでもどこでもサッと目に浮かびます。如来(仏)は来るが如しと書きますように、想い出いっぱいの愛する家族こそ仏であります。親子、兄弟、親族は選んで作られた人間関係ではありません。
天が定めたこの人間関係を円満和合していくことこそ、我が人生の道がそこにあり、これがすなわち故人への追善供養となるのです。
仏を敬い人を愛すこの感謝と祈りこそ健康な心を作り、やがては至福の日々となり、子孫繁栄の礎となるのです。
宝厳寺閑栖 法岳光徳
茶話会・朱ダルマ・清風来
左 2023年7月30日 日曜坐禅を終えて 宝厳寺会館で茶話会を持ちました。
中 朱ダルマ 見性成仏 去る5月24日 広島 庄原の臨済宗東福寺派 見性寺に弟子 天 外祥龍和尚が入寺したのでお祝いに色紙200枚ほど描きました。
右 清風来 坐禅参加者 暑中見舞いとして100枚ほど描きました。
初夏を迎え
初夏を迎え境内の蓮花が地蔵菩薩のもとで開花しました。三人の弟子が一同に会いました。左からオランダの一光和尚、中央はイランの道徹和尚(イギリス在)、右はアメリカの道匡和尚。もう一枚はスイスの磨山和尚(家族5人でちょうど5月5日の端午の節句の日の宝厳寺での写真です)。海外から禅の修行に大勢の求道者が来られましたが、今も禅僧として生活されてます。
弟子平井祥龍和尚が臨済宗東福寺派見性寺に晋山
2023年5月24日 弟子平井祥龍和尚が広島県庄原市の臨済宗東福寺派見性寺に晋山しました。宝厳寺境内に今年も蓮の蕾、アジサイ、ユリが咲いております。
23年ぶりの法友
23年ぶりに法友 Larry 道匡さんとSeitaiさんが宝厳寺に来られました。
統国寺 授戒得度式
8月30日 法友の無碍和尚の自坊 天王寺区 統国寺の寺属12名の授戒得度式に参加しました。5才から67才の善男善女12名は仏法僧の三宝に帰依し菩薩十戒を受け、晴れて仏弟子となりました。
仏とは この男でもない女でもない、歳もとらない素直で素晴らしいコイツであり、戒とは自己の真心に忠実である。と私は伝えています。手を合わせ、礼拝感謝ができるこころ豊かな仏弟子たちを祝福しました。
山門施餓鬼 先祖供養
8月12日より15日まで 宝厳寺本堂にて山門施餓鬼 先祖供養を厳修しました。
今年も善男善女 檀信徒みなさんのご参詣があり コロナ禍の中、マスクを掛けての異例的な法要風景となりました。ご先祖様、有縁無縁の三界万霊に供養し、感謝と祈りのご焼香を致しました。宝厳寺は臨済宗の法要儀式ですが、宗教、宗派を問わず、どなたもご参加できる自由な寺です。お気軽にお尋ねください。携帯電話09073464339
淡路島七福神詣り
まん延防止外出自粛の中、宝厳寺信者さんたちと淡路島七福神詣りに行って参りました。
西暦 2022 年 令和4年 壬寅年
西暦2022年(令和4年)の虎年こそコロナ菌の伝染を最小限に封じ、治療体制が確立されんことを願い、虎がコロナ菌を押さえ込む絵を描き、『消災吉祥』と書きました。
私たちは、天地人の恵みを受け、生かされ、感謝の中にありながらも、突然襲って来るのが、地震、雷、台風、大雨、干ばつ、火山爆発、疫病、戦争、火事、交通事故、人間社会での喧嘩や訴訟です。
これらの災いを防ぐ三災七難消滅(天地人の災いを予防する)のお札としてこの色紙をお使いくだされば幸甚です。
西暦2022年 令和4年 佛紀2566年 壬寅(みずのえとら)年
壬は十干の9番目、陽の五行説では水で、陽気の水気が万物を養う意。
寅は十二支の3位、陽の五行説では木。
寅年の恵方(年神)は真北より左に15度。寅の方角は東北東。
時間は午前3時より5時の間。季節は立春より啓蟄の前日迄。
寅は演から出て、万物演然、水が広がり地上に木々(生命)が生ずる意。
動き始める、生まれ出る意を持ち、張り子の虎の首が動く。
壬(みずのえ)寅(とら)の相性は陽の水と木が出合い、『水生木』と吉。
吉祥の吉は結、詰、髻(もとどり)と固く引き締める意。
吉祥の祥はさいわい、一周忌の小祥忌、三回忌の大祥忌と忌が明け、喪中が終わって、やっと普通の生活に戻れる安堵、喜びの儀式の意。
今年こそ2年間のコロナ禍の自粛生活が終わり、吉祥!吉祥!大吉祥の良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。
臨済宗 宝厳寺方丈 法岳光徳 合掌
日本曹渓宗高麗寺
暑中お見舞い申し上げます
京都府南山城村の日本曹渓宗高麗寺の住職として毎月1回坐禅会を開いています ダルマ大師から6代目の唐の慧能禅師は曹渓山宝林寺に住まれここより慧能禅師の一花が五葉を開くように世界の禅が拡がりました 近々高麗寺で禅の修行道場を始めます
高麗寺は童仙房という高原にあり 夏は別世界のような涼しい処です 境内裏の不動の瀧 龍王堂前の渓谷の写真を見て水の音を想像しながら清涼な一時でありますように オリンピック開催下の外出自粛という緊急事態 ご自愛ください 皆さまのご健勝を祈念致しております 光徳合掌
コロナ禍中ですが
依然としてコロナ禍中ですが寺のアジサイや蓮は活き活き咲いています。花に習い無駄な外出自粛は避け、静かに自己を見つめ心に花を咲かせたいものです。
智庵慧輪和尚毎歳忌・釈尊涅槃会
3月15日 先住 智庵慧輪和尚毎歳忌 並びに釈尊涅槃会を厳修しました。永代供養各各霊位の追善法要は8月15日午後2時から行います。コロナ禍終息のメドが立たないまま春暖の花見の季節を迎えました。皆様くれぐれもご用心下さい。
新年祈祷法要
2月は20年ぶりに宝厳寺会館外壁塗り替えをし、本堂の畳を新調して 気持ちを引き締め旧正月15日の新年祈祷法要を厳修しました。
コロナ禍中にも関わらず大勢の信徒さんが参加され、梅花五福を開くが如く、健康、長寿、福禄、心康、家族の5つの安寧を祈願して祈祷札をお持ち帰りいただきました。
西暦 2021 年 令和3年 辛丑年
コロナウイルスに世界中が大変な苦難を受けております。感染予防を怠らず平常心是道の日常底をご精進のことと存じます。
新しい歳を迎え干支に因んで牛を描きました。牛はモーモー、私は無ー無―ムームーです。
坐禅をした人ならどなたもご存知の唐代の趙州(じょうしゅう)和尚(778~897)が「犬も成仏しますか?」という問いに「無」と答えたという無です。禅問答の入門時には必ず師匠から「趙州の無字を看て来い」と言われます。私も若い頃、ムームーと唸っては、師匠から「まだまだだ!」と励まされました。
心、煩悩、妄想といったものは形が無いので切り捨てることが難しい。この心を無心にする。空っぽにするために、煩悩妄想を断ち切る包丁が、私にとってこの無ームーなのです。
西暦2021年 令和3年 辛丑年
辛は十干の8番目(しん・かのと)で同音の「新」につながり、草が枯れて新しい世代が生まれようとする状態の意。陰陽五行説では金性の陰に割り当てられ「かのと」(金の弟)という。
丑は十二支の2番目(うし・牛)で丑は紐(ひも)の曲がる、ねじれるの意につながり、新芽が種子の中から出てくる状態を表しているそうです。
丑の時刻は午前1時~3時、方角は北北東、月は旧暦12月、五行は水、陰陽は陽。恵方(歳徳神トシトクジン、別名は年神様、正月様) は南南東。
辛丑(かのとウシ)年の令和3年が、暦の意味するように世界人類にとって平和で豊かな新しい良い芽が出ますように、そして皆さまにとりまして幸せな良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。
臨済宗 宝厳寺方丈 法岳光徳 合掌
工事が始まりました
2020年10月9日より 宝厳寺庫裏と納骨堂の外壁 屋上の防水塗装の工事が始まりました。
盂蘭盆会法要
コロナ禍中 盂蘭盆会法要を8月13日から16日までの4日間 厳修致しました。17日は京都亀岡の宝泉寺の盂蘭盆会でした。
毎週末 土曜日 日曜日の朝は坐禅と法話を続けています。
YouTube法話
毎週土曜 日曜日の朝7時から座禅をしています
この『大阪宝厳寺座禅会』の法話がyoutubeで見れます 登録して時々私の法話を聴いてください
コロナ禍終息祈願
コロナ禍終息祈願 5月15日 6月は蓮の花が満開でした
西暦 2020 年 令和2年 庚子年
潜行密用は愚の如く魯の如し、只能く相続するを主中の主と名づく『宝鏡三昧』
人知れずに徳行を積むことは、愚(おろか)な人のように、魯(でくのぼう)のように生きることだ。誰が見ていようがいまいが、真っ正直に生きてこそ本当の自分が発揮される生き方なのだ。こいつこそ御主人様だ!
西暦 2020 年 令和2年 庚子年
十干は7番目の庚(かのえ・コウ)。十二支は 1 番目の子(ねずみ・ネ)。
子という字は、一と了から成り、一から初めて完了へ、更に終わりから新たな再出発という永遠無窮の意。また子は種子、赤子、子孫繁栄、財産富裕の象徴。
子の時刻は 23 時~1 時、方角は北、月は旧暦 11 月、五行は水、陰陽は陽。
庚の方角は西、恵方(歳徳神 がいる最もよい方角) は真西から南方へ 15 度。
五行は金の陽(かのえ)。
庚子は「庚:金の陽」「子:水の陽」で金生水であり、金から水が生じる“相生(そうい)”という関係。
相生とは相手を強める影響をもたらす意味で、勉学や仕事、恋愛、健康などそれぞれが相互に影響をもたらし合い、なにかに行き詰まったときは全く別のものから活路を見いだせる力があると解釈する。
即ち、庚子年は変化が生まれやすい状態。新たな生命がきざし始めるので、全く新しいことにチャレンジするのに適した年と言える。
庚子年の令和2年が、皆さまにとりまして幸せな年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
臨済宗 宝厳寺方丈 法岳光徳 合掌
山田無文老師33回忌
10月24日 京都 妙心寺の霊雲院で山田無文老師の33回忌に出頭しました。
無文老師は先住慧輪和尚の師匠でもあり、私の師匠でもあります。
1988年12月24日に88歳で遷化されました。
来年秋に神戸 祥福寺でも33回忌を営む予定です。
日韓合同慰霊法要
10月20日 京都府南山城郡の高麗寺で36回目の日韓合同慰霊法要を厳修しました。
母の三回忌
2019年10月6日 午前11時より宝厳寺にて母の三回忌を親族だけで営みました。
三回忌香語
大祥香煙夢一場
何處求跡霊位堂
恩澤無辺慈母想
菊花依旧有余芳
三回忌の焼香の煙は夢のようです
あなたはこの部屋の何処にいらっしゃるのですか
優しかった母の想い出は無限に現れます
今年も菊の花が満開です
ちなみに昨年の一周忌の香語
追憶往年仰霊光
電影依旧豈可忘
三百六旬真似夢
台風一過迎小祥
過ぎ去った母の姿を思い出し
写真の母は少しも変わらない
あなたのいないこの一年は夢のようでした
台風が過ぎ去り爽やかな一周忌を迎えました
立里荒神社(たてりこうじんしゃ)参拝
令和元年を迎えて、今年も見事なハスが咲きました。年々歳々花相似
2019年6月28日 G20の最中 信者さん達と 高野山に行って来ました。
立里荒神社(たてりこうじんしゃ)参拝
浪切不動明王ご開帳法要(高野山南院)
○毎週土曜、日曜日の朝7時から坐禅と良寛和尚の詩を読んでいます。
○毎月第1日曜日 朝8時から坐禅と禅の言葉を読んでいます。
己亥年(つちのといどし)新年あけましておめでとうございます
十干は6番目の己(つちのと・キ) 十二支は12番目の亥(いのしし・ガイ)。
亥という字はイノシシの骨格を縦に描いた象形文字。方位は北から30度西、北北西の方角。時刻は午後9時から11時の間。
西暦2019年は己亥(つちのとい)年、元号では平成31年は4月まで、5月から新元号に変わる。干支の中で36番目。方位学での恵方(己年)は東北東。この年の鬼門は北東、南西、南東。
イノシシを台座にする摩利支天(まりしてん)は薬師如来眷属(けんぞく)の神将。陽炎(かげろう)が神格化されて、速くて見ることができないので速く走る猪の上に乗せたとされています。
武器を持つ武将で武士の守り本尊として信仰されました。大黒天、弁財天と合わせて蓄財、福徳の三天と呼ばれ、厚い信仰を受け、また猪の縄文土偶が在ることから、いにしえより猪を託して多産、豊作を祈ったようです。
60年前の昭和34年の己亥年4月10日、昭和天皇の皇太子(現平成天皇)が御成婚され、60年後の明年 平成31年4月30日に譲位されます。
直心(じきしん)
「直心」とは、真っすぐな心、素直な心、あるいは直接という意味です。
この「直心」を身につけることは、決して容易ではありません。
「直心是道場」(じきしんこれどうじょう)という禅語があります。
直心を保つことは、自分を鍛える「道場」にほかならない。自己の殻を破って無念、無我の心境を開き、周りの世界をその中に包み込むような温かみのある人間関係を保ち、自然に対しても自分中心の傲慢を捨てて、大自然に抱かれ感謝する生き方ができてこそ、人の道を歩むことができるのだと思います。イノシシの歳を迎えました。正直素直な生活を実践し、皆さまにとりまして幸せな年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
臨済宗 宝厳寺方丈 法岳光徳 合掌
日韓慰霊法要
10月28日は京都府南山城村の高麗寺で35回目の日韓慰霊法要に参加しました。
禅茶国際交流大会
2018年10月4日より11日まで 韓国全羅南道海南市の大韓仏教曹渓宗 大興寺主催の禅茶国際交流大会に招待されました。台湾、中国、ベトナム、タイ、マレーシア、日本、韓国6か国僧侶による献茶式がありました。この寺は豊臣秀吉による2回の侵略戦争に立ち向かった西山大師、儒教社会であった18世紀に茶文化を布教した草衣禅師、現大統領文在寅が寺にこもり司法試験の受験勉強をした寺です。また近くの松広寺、美黄寺、無為寺、大原寺に参拝して来ました。
弟子 新田天樹の結婚式
2018年5月18日 京都市内のホテルで私の弟子 新田天樹の結婚式に参加しました。20年前 神奈川相模原の高校生の時に亀岡 宝泉寺の市民禅堂に入門。大学卒業後、鎌倉 建長寺専門道場に掛搭。8年修行後、南禅寺本山の職員を務め、今秋には住職も内定し、晴れて結婚披露となりました。
戊戌(つちのえ・いぬ)年 新年あけましておめでとうございます
西暦2018年 佛紀2562年 平成30年
十干の5番目の戊(つちのえ・ボ) 十二支の11番目の戌(いぬ・ジュツ)
戊戌(つちのえいぬ)は干支の中で35番目。方位学での恵方は南南東のやや右。
凶の方角は北、南、南東。ということですが、『南北東西活路通ず』と日々随所に主となりこの真心ひとつでやり抜いて行きたいものです。
戊も戌も茂を表し、草木が繁茂しすぎて日当たり、風通しがとても悪く、剪定が必要な状態を意味します。陰陽の性質では共に陽土性で、五行学では「比和関係」ということです。これは善し悪しのどちらかに偏る。つまり良い場合はますます良く、悪い場合はますます悪くなるということです。
2017年のいろんなものが燃え尽き、その灰の中から、新たな意味や価値観が芽生えることを示しています。つまり、前向きに地道な努力を重ねることが出来るかどうかで、成長するか枯れてしまうかは、今年の戌年を迎えて、運気が大きく変わるそうです。枯れないで良い一年にするためには、過去の失敗にクヨクヨせず、成功にもとらわれず、手を合わせて平和を祈り、前向きに精進するのみということです。
和運(わうん ワンワン)
『和敬清寂』という語があります。和は敬より生まれ、敬は清から生まれ、清は寂より生まれると説いています。兄弟、家族、世界の平和を望むなら、互いに敬う気持ちが無ければ実現できません。お互いが敬う事とは、過去の出来事を許し、優しい清らかな心になってこそ、お互いを敬うことができるのです。カラリと晴れた大空のような清らかな心は、寂という静かな素直な心から湧き出るのです。寂は男でもなく女でもなく、子供でもなく年寄りでもなく、叩かれたら誰もが痛いし、肌を切れば黒い人も白い人も、金持ちも貧乏人も同じ赤い血が出るのです。私はあなた。あなたは私と自覚できる真人に目覚めたカラリとした心境が寂という世界です。
ワンワンと吠える犬になぞり和運と描きました。イヌ歳を迎え、世界人類の平和を念じ、皆さまにとりまして幸せな年でありますようお祈り申し上げます。
臨済宗 宝厳寺方丈 法岳光徳 合掌
盂蘭盆施餓鬼供養
2017年8月10日より14日までの5日間の盂蘭盆施餓鬼供養も無事終えることが出来ました。参加された方には祈祷いたしました御札をお持ち帰って頂きました。この御札は七つの色紙に七つの如来の名前が記されています。一年間皆様が健康でご多幸であるのを願う御札です。是非お自宅の仏壇の中でお祀り下さいませ。
閏月慰霊祭
2017年7月1日、2日 閏月慰霊祭を厳修 。今日この頃は太陰暦(旧暦)では閏月5月。 旧暦を使っていた頃の民間の先祖供養だったようです。毎年旧暦7月15日の寺院主催の盂蘭盆会に加え、仏教行事に導入されたようで、宝厳寺の伝統行事です。次回は2020年 閏月4月の予定です。
山田無文老師の孫弟子
向かって右側の道徹さんは27年ぶりに再会しました。彼はロンドンで禅の布教をしており、2017年5月2日より28日まで 約1ヶ月間 宝厳寺に滞在中 お経や禅の公案を指導しました。向かって左側のボディーさんは 岡山曹源寺で30年程修行され 現在 インドで臨済宗妙心寺派 印度山 曹源寺住職で禅仏教の布教をされてます。
二人共 山田無文老師の孫弟子で 海外で私の師匠である無文老師の禅が布教されているのです。
丁酉(ひのととり・ていゆう)年 新年あけましておめでとうございます
西暦2017年 佛紀2561年 平成29年
丁(ひのと、てい)は甲乙丙十干(じっかん)の4位で陰の火。恵方(歳徳、あきの方)は子と亥の間で真北から左15度。酉(ゆう、とり)は十二支の10位で陰の金。即ち、丁酉(ひのととり)は相剋(火剋金)の関係。火は金属を溶かすということで、「相手を打ち滅ぼす」という意。
現代の自然環境、政治、経済諸問題等を解決していく大転機の年になるのか、あるいはその反対になるのか、何か一波乱ありそうですが、「この秋は雨か嵐か知らねども、今日のつとめに田草とるなり」の心境で日々を過ごしたいものです。
酉の季節は五行の金気(秋風は青葉を紅葉させる金風といいます)、旧暦の仲秋8月。時間は午後5時から午後7時の日没の頃。酉の方角は真西。
酉は緧(ちぢむ)の意で、果実が十分に熟し完熟状態であることを示しています。今までやってきた仕事や挑戦の結果が得られるという意味に取れます。
丁酉年が、平和で実り豊かな年でありますよう祈念申し上げます。
(2017年の旧暦の閏(うるう)5月が新暦の6月24日から7月22日まで入っています。)
佐渡島
2016年10月24日より26日まで 宝厳寺信徒さんたちと佐渡島へ行って参りました。
国分寺、妙宣寺、根本寺を参拝し両津港へ 新潟空港から伊丹空港へ 無事帰阪しました。
栖賢寺(せいけんじ)
2016年7月21日 宝厳寺の学徒 宗方宗貫(光徳の甥)が住職として入る栖賢寺(せいけんじ)京都市左京区 臨済宗大徳寺派に家族揃って行ってきました。
650年の歴史を持つ寺ですが、昭和7年に尼崎の大物から現地京都に移されたようです。
1000坪の境内には本堂 観音堂 開山堂 鐘楼 土蔵があり、真夏ではありましたが苔庭を眺め一服の抹茶をいただき、幽玄のひと時を味わいました。
3年間無住の寺は荒れておりましたが、新命 宗貫和尚がひとつずつ手入れをしながら仏縁を拡げてくれることでしょう。
暑中お見舞い申し上げます
暑中お見舞い申し上げます
閑栖 光徳
住職 応信 合掌
無尽蔵
爲君葉々起清風
竹
丙申年夏
天真光徳
相送当門有修竹
爲君葉葉起清風
相送って門に到れば修竹あり。君が為に葉々清風を起す。
別れ難く門のところまで見送りに出て手を振れば、門前の竹の葉も同じように、さらさらと別れを惜しむかのように手を振って、清風を送ってくれている。
2016年7月7日 長雨の合間に蝉が鳴き始めました。宝厳寺の蓮 や睡蓮が満開です。
新命住職 元覚応信和尚
2016年5月14日 旧暦の4月8日 花祭り 降誕会の法要前に新命住職 元覚応信和尚の入寺披露を参詣の信者さん達と記念写真を撮りました。
丙申(ひのえ さる)年 新年あけましておめでとうございます
西暦2016年 佛紀2560年 平成28年
申(しん、さる)は十二支の9位。季節は五行金気、旧暦の初秋7月。
時間は午後3時から午後5時の日没前の頃。申の方角は西南西。
申の字はいなびかりの走る様、のびる、天の神の意味を表し、伸、神、紳、呻に通ず。
丙は甲乙丙十干の3位。丙の方角(恵方)は南南東。
五行では火の兄(ひのえ)。
2016年の2月は29日まであり太陽暦の閏年であるが、旧暦では2017年の(酉年)新暦6月24日から7月22日までを閏5月に充てている。
雪月花。
春は花、夏蝉しぐれ、秋は月、冬雪冴えて涼しかりけり。
「眼に在っては見と言い、耳に在っては聞と言い、鼻に在っては香をかぎ、口に在っては談論し、手に在っては執捉し、足に在っては運奔す。山僧の見処にやくすれば釈迦と別ならず」(臨済録)
私たちは素晴らしい天地の恵み、風景を味わえる生縁を授かりました。
丙申年が、皆さまにとりまして悠々自適の幸せな日々でありますよう祈念申し上げます。
臨済宗 宝厳寺閑栖 法岳光徳 合掌
豊中坐禅サークル
毎月第一水曜日夜 豊中市民会館で坐禅してます。
授戒得度
2015年5月3日 坐禅会のメンバー中辻康博さんが授戒得度しました。
法名は中寳玄康
今月から五味大和さん(写真)が宝厳寺の役僧として寺の法務、管理をすることになりました。よろしくお願いします。
臨済宗本山東福寺の涅槃図を参拝
2015年3月16日 臨済宗本山東福寺の涅槃図を参拝してきました。
新年明けましておめでとう
乙未(きのとひつじ、おつみ)年 新年あけましておめでとうございます
未は十二支の八位。時間は午後一時から午後三時。方角は南南西。
季節は旧暦の六月。未の字は木の高き所に実が付いている象形文字。未は味で果実が陽光を浴びて熟成し滋味、甘味が生じること、味わい深いという意味。
動物は言うまでもなく羊を使い、羊は祥と同義。良いこと、めでたいこと。人が生きていくうえで大事な三要素は「真善美」だと言われますが、この中の二文字に羊が使われています。また人の道を示した義にも羊がついています。
乙は甲乙丙の十干の二位。五行では木の弟。第二、二番目の意味もありますが乙の画数は一でひとつ、一に通じます。
乙未とは一つの熟したすばらしい果実。親から授かったこの命が、こころ豊かに味わい深い幸せな年でありますようにと示しているようです。
乙未新年を迎え、謹んで皆さまの大吉祥をお祈り申し上げます。
西暦二〇一五年 平成二十七年 佛紀二五五九年の新年を迎えて
光徳 拝
預修斎 慰霊大法要
2014年10月24-26日 旧暦閏月9月1-3日の3日間 預修斎 慰霊大法要を厳修しました。
薬師如来ご開帳法要
9月6日 亀岡の如意寺で33年ぶりの薬師如来ご開帳法要があり宝厳寺坐禅会と写経会の信者さん8名が参詣して来ました。
3泊4日 東北の旅
2014年5月11日から14日の3泊4日 宝厳寺信徒8名は 秋田県男鹿半島 青森県津軽半島 下北半島を周遊しながら 臨済宗円福寺 曹洞宗恐山菩提寺 真言宗青龍寺に参拝してきました。
安曇野(穂高)金剛寺 釈尊降誕法要
2014年3月8日 長野県 安曇野(穂高)金剛寺で弟子たちと釈尊降誕法要をしました。
春風青白松林園
沐浴薫香太古緣
法幸佛恩龍象集
金剛再輝立禅門
2014年2月16日 得度式
天祥達巌禅士が誕生しました。 今春掛搭します。
岩谷家家族、統国寺無碍和尚、弟子たちの祝福を受けました。
甲午(きのえうま、こうご)年 新年あけましておめでとうございます
午は十二支の七位。時間は午前十一時から午後一時。方角は南。
季節は夏至を契機に子(ね)から巳(み)までの陽(火)から陰(水)の軌へと逆転し始める旧暦の五月。午月と表し、馬「うま」を使う。
午の字は突き当たる、逆らう、交わる意を持つ忤の字に起因する。
午月は、陽極まり陰気(水気)が始まることから黒馬を祈雨に、白馬、赤馬を祈晴に使ってきた。田植えの季節である。
柔和な表情の馬は利口で働き者。古来より乗馬、農耕に利用され、電車や自動車の無かった時代には馬が最も速い運搬手段であった。
今の駅や駐車場にも馬の字が残る。
甲は木の兄。ヨロイの意。草木の種が厚皮を被っている状態。
甲午年を迎え、水気を得た固い種の命が膨らみ始めました。
新しい生命の芽生え、発明、創業、出動を予期させます。
謹んで皆さまのご健勝とご多幸(福禄寿)をお祈り申し上げます。
西暦二〇一四年 平成二十六年 佛紀二五五八年 賀春 光徳 拝
黄檗宗 大梅山 通化寺の慰霊法要
2013年9月8日 山口県岩国市 黄檗宗 大梅山 通化寺の慰霊法要に参加しました。
法要後、弟子の磨山と一緒に本堂前で
済州島寺院巡りの旅
2013年5月11日より13日の間 宝厳寺住職信徒13人で済州島のお寺参りをして来ました。 11日昼前に済州空港着 旅行社の林洪奎さんの出迎えを受け お昼は頭道洞の順玉の店という海鮮専門店でアワビが入った海鮮(뚜배기)と アワビとサザエの水さしみ(물회)で済州島の味を満喫し 初日の宿泊は西帰浦 天帝淵瀑布の光明寺のログハウス。翌朝 4時半 木魚の合図で起床。 朝課、礼拝のあと海岸付近をハイキング。 2日間に観音精舎、圓明寺、天王寺、薬泉寺、法華寺、山房窟寺、観音寺など参拝しました。 2日目はラマダホテル泊、 3日目は買物、墓参り、親戚訪問と自由行動 夕方5時にホテルで合流し、空港へ。 お寺の料理、サバや太刀魚料理、アワビのお粥、黒豚焼肉。みんな美味しかった。 身心ともに極楽の旅でした。
弟子 今村潜龍と平井祥龍
3月28日 弟子 今村潜龍と平井祥龍はそれぞれ鎌倉の建長寺 京都の大徳寺専門道場へ3年以上修行する覚悟をもって出立しました。
癸巳(みずのと へび)年 新年あけましておめでとうございます
十二支6位の巳は「シ」「ミ」「へび」と読み、蛇を使います。
季節は陰気が消え万物が表面に現れる陰暦の4月。
蛇が地中から外に現れ体を曲げ尾が垂れた象形文字が巳。
時は午前十時前後。寺院ではこの巳時に仏飯をお供えし、昼食をとります。
蛇は米蔵の鼠を捕え(蓄財)、脱皮(再生、生命力)、蛇頭(子孫繁栄)、蛇神(学問、技芸、商売繁盛の神 弁財天)の巳(蛇)年を迎えました。
謹んで皆さまのご安泰とご多幸をお祈り申し上げます。
西暦2013年 平成25年 仏紀2557年 春 光徳 拝
得度式(平成24年4月8日 釈尊生誕の日)
宝厳寺の本堂で住職 法岳光徳和尚(金毛窟老師)戒師の下、生田一夫さんが仏弟子となりました。
一舟さんはこの4月17日より 伊豆国際禅堂を開きます。
京都亀岡の宝泉寺禅センター、京都南山城の高麗寺国際禅堂と同じグループです。静かな環境でいつでもだれでも坐禅が体験できます。
宝泉寺禅センター禅堂上棟式
宝泉寺センター(吉野克厳住職) 昨年12月冬至の頃に禅堂の上棟式を厳修しました。 今春落成予定です。楽しみです。
土、日曜の朝の坐禅と法話
毎週土曜、日曜の朝7時より坐禅と『菜根譚』の輪読をしています。
参加費無料、途中入場、退場できますのでお気軽に坐禅を楽しんでください。
仏弟子の誕生(得度式)
2011年2月3日、辛卯新年旧暦元旦、宝厳寺で仏弟子が一人誕生しました。
道号は斗牛、法諱は宗貫、今春臨済宗の専門道場に掛搭(雲水修行)する予定です。
家族縁者に祝福されました。
仏道無上誓願成
坐禅会 臨済録提唱
毎月第一日曜日、朝8時より宝厳寺本堂で坐禅と法話(臨済録)があります。
参加費無料、どなたでも参加できます。 宝厳寺へは、こちら